こちらのページのDTM環境でも紹介していますが、絶対と言えるほど複数モニター環境を揃えましょう。最低でもデュアル、できればトリプルモニターを揃えたいところです。
なぜ複数モニターが有利なのか
まず本体であるDAWソフト自身が全画面・フルスクリーンを想定したUIだからです。もちろんDAWのウインドウ1枚だけならシングルモニターで問題ないのですが、ご存知のようにDAWからは様々なVSTプラグインやエフェクトなどの別ウインドウを常時表示しています。
それらの子ウインドウを、セカンダリーモニターに表示させることで、作業のしやすさが格段に違ってくるからです。
実際の作業風景(モニターの表示)
スクリーンショットがやたら横長ですが、これは1920*1080のモニターを横に3台並べた状態で作業しています。つまり表示上は5760*1080ということですね。
- プライマリーモニター(中央):DAW本体
- セカンダリーモニター(左):VSTプラグインやエフェクター
- ターシャリーモニター(右):TweetDeck(Twitter)などウィジェット系アプリ
こんな感じです。
UWQHDモニター1台じゃダメなの?
最近見かけるUltra Wide Quad High Definition、超横長の3440*1440を1台置けばいいんじゃない?という質問に対しては、私としては答えは条件付きで「No」です。条件付きというのは使い方次第という意味です。
解像度が高くなる分、たしかに画面は広くなりますが表示が小さくなります。例えば、24インチの大きさのモニターの中に、Full HD(1920*1080)4台分のモニターを中に詰め込んで表示してるのを想像してみてください。文字やミキサーでよく使うツマミやスライドバーなどが細かくなりすぎて、まず間違いなく操作しづらくなるでしょう。
それを防ぐにはOSの設定からDPIを高く(1インチあたりの表示を大きく)して、さらに大きなインチ(34程度)のモニターを選ばざるを得なくなります。インチが高くなると値段も高くなります。こうなると本末転倒です。
であれば、UWQHD 1台よりも、FHD 3台の方がちょうどよい解像度(表示上の大きさ)で見やすいですし、またフルスクリーンのゲームをプライマリーに表示させて、セカンダリーに別アプリのウインドウを表示させる、といった便利な使い方もできるわけです。
オススメのモニターは?
なんでもOKです。値段でいえば15,000円程度のものでかまいません。
私の場合はゲーミング用途でも使っているので、リフレッシュレートが144Hzで24.5インチの大きさのASUSゲーミングモニター24.5インチ VG258Qを使っています。DTMだけなら、リフレッシュレートや応答速度などは特に考慮しなくてもOKです。
このASUSのモニターは角度調整はもちろん高さ調整もできるので、非常に使いやすくてオススメです。
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