2022年1月31日月曜日

ボカロP活動報告(2021年10月~2021年12月)

2nd EPをリリースした時期の2021年10月から12月までの第3四半期の活動報告です。


ただし、売上レポートをそのまま開示するのは契約上禁止事項のため、独自に集計したものになります。

また、国外での売上ないしYouTube Musicでの再生は四半期遅れとなるため、2021年7月まで遡って集計しています。

サブスクリプション=いわゆる再生数
楽曲・アルバム=購入数
映像=YouTube Musicでの再生数


月別

売上は前期に比べ約2倍でした。国内のみならず海外での再生数も多くみられました。聴いてくださった皆様ありがとうございます。

ただし、内訳を見るとサブスク再生数は落ちており、YouTube Music(※前述)での再生数で底上げされていることもあって、全般的に見るとやや減少傾向にあります。

12月の再生数が最高数3万に次ぐ数字なので、来期に期待したいところです。


ストア・月別

ストア別に加えて月別で集計してみました。占有率はとくに変化なしで、Spotifyが圧倒的で、YouTube Music・Amazon Music Unlimited、次いでApple Musicといえます。

TikTokを始め、router.fm で配信登録できるストリーミングサービスが増えたため、母数が増えることに期待です。


曲別

なんとこの短期間で2nd EP「1+1+1+1+1 」が1枚売れています。1stアルバム「Distance」は2021年4月のリリースで、これまでに12枚売れていますが、2ndアルバム「For」は依然として1枚も売れていません…。

「1+1+1+1+1」はEPでお求めやすい値段かと思いますので、ぜひご購入をお願いいたします!!


告知

4月頃を目処に、3rdアルバムをリリース予定です。それに先立ち、とある曲を2月頭ぐらいに先行配信(ニコ動)する予定ですので、ぜひ聴いてみてください!

2022年1月30日日曜日

4チャネルステレオミキサーを導入してみた

DTMとは直接の関連性はない話ですが、サウンド出力環境を整えようというお話です。


Moukey Compact Studio Audio Stereo Mixer




これは4入力1出力ができるミキサーで、簡単に言ってしまえばPCやPlayStationなどの異なる端末のオーディオ出力を1つにまとめて、同じスピーカーやヘッドフォンで聴けるようにできるというものです。

1入力4出力や、4チャネル以上のものは見かけるのですが、比較的廉価で少チャネルのミキサーは見かけません。国内では同メーカーの6チャネル版が発売されていますが、4チャネル版は在庫がないようです。

そこで海外で調べてみると、Donnerという通販ショップで見つけました

が、ここで問題が。


国際転送サービスを利用してみよう!

このショップはイギリスにあるのですが、イギリス国外への発送はしていません。

そこで利用するのが国際転送サービスです。何かといいますと、一旦、現地の仮住所(倉庫)に発送し、そこから日本へ転送してくれるというサービスです。

私は Buyandship をいつも利用しています。ここは荷物の重さに応じて送料が決まるというもので、配送料見積ツールでも確認できます。およそ1.36kgまでは2,200円。それを超えると加算されていく仕組みです。

1/13に注文して日本で受け取ったのが1/30なので、およそ2~3週間かかります。

画像のように、流通は海外倉庫→香港倉庫を経由→日本に発送、という流れになります。運送会社は、今回の場合は佐川急便が使われていて、国内と同じように追跡番号で状況を把握できるので、安心ですね。


届いたので試してみた


遠路はるばるイギリスから到着しました。


外箱。

まず、入出力ジャックは一般的に使われている3.5mm(ミニジャック)ではなく6.35mmなので、変換アダプタや変換ケーブルを挟みます。

左3つがオーディオ入力(1つ余り)、右がオーディオ出力です。

電源はUSB給電で、付属品にはUSBケーブルに接続するイギリス標準コンセント(ACコンセント)がありますが、日本で売られているUSBコンセントで問題ありません。


音質と挙動について

まったく問題ありませんでした。懸念していたステレオ入力→ステレオ出力もできています。各入出力にはゲインボリュームがあり、さすがにMAXの10まで上げるとノイズが入ってきますが、5~6ぐらいであれば特に気になりません。

このような接続で何ができるかというと、前述したようにPlayStationのオーディオを聴きながらPCのオーディオも同時に聴けるのです。

例えばPlayStationでゲームをしながら、PCのボイスチャットやアラートを、同じヘッドフォンで聴けるということです。


国内での4チャネル版の販売はあるのか?

少し前にamazonで3月頃到着予定で載っていましたが、現在は再入荷の目処なしに変わっていました。

6チャネル~8チャネル版は在庫があるようなので、私のように複数の端末のオーディオ出力を一つにまとめて聴けるようにしたいということであれば、チャネルは余るかもしれませんが6チャネル版を買ってみるのも手です。海外から取り寄せるより安いですし。

※追記 2022/8/1現在、amazon で4チャネル版を購入できるようです。

2022年1月29日土曜日

WalkmanとPCの音楽ファイル同期にオススメするPCアプリ MusicBee

普段はどのようにして音楽を聴いてますか?

PCやスマートフォン、WalkmanといったMP3プレイヤーなど様々だと思います。

今回は、PCとWalkmanを同期させたいときに便利なPCアプリを紹介します。たぶんWalkman以外でも同様のことができるはずです。


Sony公式のMusic Center for PCの使えなさ

実はWalkmanには、Sonyが出しているミュージック管理アプリ Music Center for PC というのがあります。以前はMedia Goというアプリを出していて、Walkmanとの同期にはとても利便性がよかったのですが、Music Center for PCに変わってからその利便性は失われました。

具体的には、同期ではなく「転送」になるのです。つまり、PCとWalkmanを完全に同期させようと思ったら、1曲ずつ自分で把握して管理しなければなりません。とても面倒です。

そこで、何かよいアプリは無いかと探していたところ、ありました。


フリーウェア MusicBee

Microsoftストアでも高い評価を受けている MusicBee です。まずフリーウェアということに驚きです。

機能は豊富で設定項目も多数あるため、最初はとっつきにくいかもしれませんが、音楽ファイル管理アプリとしてはこれ一択といっても過言ではないぐらいに私は気に入っています。


PCとWalkmanの同期方法

これがメイン画面です。レイアウトはプリセットから選んだり、自分好みに配置することができます。

設定画面です。とても細かく設定が可能ですが、ほとんどはデフォルトのままでかまいません。

では、肝心の同期方法ですが、WalkmanをPCに接続すると、上のツールバーにSD_CARDというタブが追加されます。

あとは「同期」ボタンを押すだけ!!

なんと簡単なのでしょう。

これだけで、PC上にある音楽ファイルがWalkmanと同期されます。とても楽チン!!

起動も動作も軽いですし、ジャンルによって自動でイコライザをかけてくれたり、ミュージックプレイヤーとしても高性能なMusicBeeを使ってみてはいかがでしょうか。


追伸:ぼかしている一部分は4月頃にリリース予定の3rdフルアルバムです。

2022年1月1日土曜日

カラオケのような効きすぎエコーを簡単に実現する方法+おまけ

カラオケは狭い室内でマイクのエコーが最大に効いているので、誰でもうまく歌えるような感覚に陥りますが、あえて「エコー効きすぎ感」な効果が欲しいときのトリックです。


カラオケ感を出す方法

エコーと聞いて最初に思いつくのは、単純にReverbのエフェクトをかける方法ですが、設定値が難しくて意図した効果にたどり着くまでに(DTM初心者にとっては)時間がかかります。

そこでもっとも簡単な方法を紹介します。

ボーカルのwavトラックを別に用意して、1/32分音符分ずらすのです。必要であればそのトラックにReverbをかけて、適当なプリセットを指定しておけばよいでしょう。

1/32分音符分ずらす

1/64分音符分だと短すぎて、1/16分音符だと離れすぎで違和感が出てくるので、ちょうどよい感じにカラオケっぽく聴こえるのは32分音符分でした。


作例

では「一月一日」を作例にしたものを聴いてみましょう。


年の始めの例とて ※エコーなし

終なき世のめでたさを ※カラオケエコー

(めでたさを) ※おまけピンポン


おまけのピンポンは、これもエフェクトがあるにはあるのですが、意図したピンポン(リフレイン)にならないときは、これも別でwavトラックを用意してずらしてあげれば、指定した位置からピンポンさせることができます。


まとめ

エフェクトで思うような効果が得られないとき、wavトラックに落として作業するというのは、とくにDTM中級ぐらいになると思いつかない発想なのではないかと思います(なんでもエフェクトに頼りがち)

手段を選ばず目的を達成することを優先に試していきましょう。