2022年1月1日土曜日

カラオケのような効きすぎエコーを簡単に実現する方法+おまけ

カラオケは狭い室内でマイクのエコーが最大に効いているので、誰でもうまく歌えるような感覚に陥りますが、あえて「エコー効きすぎ感」な効果が欲しいときのトリックです。


カラオケ感を出す方法

エコーと聞いて最初に思いつくのは、単純にReverbのエフェクトをかける方法ですが、設定値が難しくて意図した効果にたどり着くまでに(DTM初心者にとっては)時間がかかります。

そこでもっとも簡単な方法を紹介します。

ボーカルのwavトラックを別に用意して、1/32分音符分ずらすのです。必要であればそのトラックにReverbをかけて、適当なプリセットを指定しておけばよいでしょう。

1/32分音符分ずらす

1/64分音符分だと短すぎて、1/16分音符だと離れすぎで違和感が出てくるので、ちょうどよい感じにカラオケっぽく聴こえるのは32分音符分でした。


作例

では「一月一日」を作例にしたものを聴いてみましょう。


年の始めの例とて ※エコーなし

終なき世のめでたさを ※カラオケエコー

(めでたさを) ※おまけピンポン


おまけのピンポンは、これもエフェクトがあるにはあるのですが、意図したピンポン(リフレイン)にならないときは、これも別でwavトラックを用意してずらしてあげれば、指定した位置からピンポンさせることができます。


まとめ

エフェクトで思うような効果が得られないとき、wavトラックに落として作業するというのは、とくにDTM中級ぐらいになると思いつかない発想なのではないかと思います(なんでもエフェクトに頼りがち)

手段を選ばず目的を達成することを優先に試していきましょう。

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