カラオケは狭い室内でマイクのエコーが最大に効いているので、誰でもうまく歌えるような感覚に陥りますが、あえて「エコー効きすぎ感」な効果が欲しいときのトリックです。
カラオケ感を出す方法
エコーと聞いて最初に思いつくのは、単純にReverbのエフェクトをかける方法ですが、設定値が難しくて意図した効果にたどり着くまでに(DTM初心者にとっては)時間がかかります。
そこでもっとも簡単な方法を紹介します。
ボーカルのwavトラックを別に用意して、1/32分音符分ずらすのです。必要であればそのトラックにReverbをかけて、適当なプリセットを指定しておけばよいでしょう。
1/32分音符分ずらす
1/64分音符分だと短すぎて、1/16分音符だと離れすぎで違和感が出てくるので、ちょうどよい感じにカラオケっぽく聴こえるのは32分音符分でした。
作例
では「一月一日」を作例にしたものを聴いてみましょう。
年の始めの例とて ※エコーなし
終なき世のめでたさを ※カラオケエコー
(めでたさを) ※おまけピンポン
おまけのピンポンは、これもエフェクトがあるにはあるのですが、意図したピンポン(リフレイン)にならないときは、これも別でwavトラックを用意してずらしてあげれば、指定した位置からピンポンさせることができます。
まとめ
エフェクトで思うような効果が得られないとき、wavトラックに落として作業するというのは、とくにDTM中級ぐらいになると思いつかない発想なのではないかと思います(なんでもエフェクトに頼りがち)
手段を選ばず目的を達成することを優先に試していきましょう。
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