Auburn Sounds が提供している Graillon は、単純なハーモニーやケロケロボイスを簡単に入れられるVSTプラグインです。いわゆるピッチ調整エフェクトです。
無償版と有償版がありますが、無償版で十分な効果を得られます。
では基本的な使い方を解説します。課題曲はおなじみの「森のくまさん」です。
基本的な使い方
Graillon は VST プラグインエフェクトなので、ボーカルトラックのインサートに入れます。今回は、3度上と3度下のハーモニーをかけたいので、
このように PITCH SHIFT のツマミを3度上(右まわり・水色)と3度下(左まわり・赤色)に合わせます。
これだけです!!
では実際に聴いてみましょう。
単純なハーモニーで1フレーズ程度の短さなら、これで十分な感じもします。
ケロケロボイスの作り方
ピッチ調整エフェクトなので、ケロケロボイスもつくれます。
このように CORRECTION の Enable のツマミを Full にするだけです。この値と、PITCH SHIFTの量によって、ケロケロ具合も変わってきます。この設定で聴いてみましょう。
また、 OUT PUT の Dry Mix のツマミを上げることで、元々の音声(ピッチ)を残すかどうかも調節できます。
-∞だとケロケロボイスのみ、0dbに近づくにつれてオリジナルのピッチがミックスされてきます。こちらも聴いてみましょう。
まとめ
歌声音声ソフト側でハーモニートラックをつくるのは、一つの手段であって全てではありません。その逆も然りです。
意図した音階で合わせたいときは、ハーモニーのトラックを作ったほうがよいですし、アタックでボーカルを強調させたいときは、このようなピッチ調整エフェクトをかけるのが簡単で手っ取り早いです。
その都度その都度で上手く使い分けていきましょう。
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