2022年3月18日金曜日

初音ミクNTに「フンフンフーン♪」とハミングしてもらう調声

初音ミクNTでハミングしてもらう調声方法を解説します。


最初に設定すること


歌声ライブラリ(シンガー)を Whisper にする



Breathiness を一律30%(前後)に上げる


ハミングはいわゆる鼻歌なので、鼻がかかったような声質になるように設定しておきます。主旋律の途中でハミングを入れることを想定しているので、Whisper のトラックを新たに作っておくとよいでしょう。


ハミングのための調声方法

基本的には「ん」を発音させます。自分でハミングしてみるとわかりますが、「んふ~ふ~ん」と「”ん”に近い”ふ”」が本来は混じりますが、シンプルに「ん」だけで構いません。


ブレスの Note Gain を10%まで下げる


Whisper は Original よりも声量が低いのですが、それでもブレス(br1~3)は100%のままだとかなり鼻息が荒くなるので、かすかにブレスがわかるぐらいまで下げておくと自然につながります。


Dynamics で抑揚を調整する

ポイントは3点あって、黄色の丸で囲んだところになりますが、

  1. 不自然に大きな「ん」の声量を抑える
  2. 出かかりは低い声量にする
  3. 終わり際は0まで落としてから上げる

1.ノート単体の声量調整に Note Gain を使う手もありますが、そのノート前後の発音が不自然になることがあるので、 Dynamics で声量を抑えるのがおすすめです。

2.一旦、鳴らしてみて、そのままにしておくか、30%程度落とすかを調整します。ほとんどは落としてからの方が自然に聴こえます。

3.ハミングは発声と同じく息を鼻から出し続けるので、長いノートのときは一旦0まで落としてから戻してやると、「息が切れた後の声が戻る瞬間」を再現できます。


長いノートにはビブラートを(気持ち)かける


Vibrato.1- がよい感じでした。長さはデフォルトの60%で構いません。


DAW側でゲインを上げる

先に述べたように Whisper は声量がかなり小さいので、DAW側でマキシマイザーなどのエフェクトを差しておくと、主旋律とのバランスが取れるでしょう。


調声例

では、ハミング調声したものを聴いてみましょう。私の楽曲から「Distance」のサビ部分を題材にしてみました。

いかがでしょうか。

「ん」のノートの長さに応じて、発音記号が自動的に当てられますが(主に n と N\ )、「ん」を並べるだけでも、ハミングをしている風味な発音になってくれています。

このことから、発音記号で調声するというよりも、声質の初期設定と Dynamics での抑揚の付け方(ないし声量の抑え方)が重要と言えます。

2022年2月20日日曜日

手軽にハーモニーやケロケロを実現するVSTプラグイン Auburn Sounds Graillon 2

Auburn Sounds が提供している Graillon は、単純なハーモニーやケロケロボイスを簡単に入れられるVSTプラグインです。いわゆるピッチ調整エフェクトです。

無償版と有償版がありますが、無償版で十分な効果を得られます。


では基本的な使い方を解説します。課題曲はおなじみの「森のくまさん」です。


基本的な使い方

Graillon は VST プラグインエフェクトなので、ボーカルトラックのインサートに入れます。今回は、3度上と3度下のハーモニーをかけたいので、

このように PITCH SHIFT のツマミを3度上(右まわり・水色)と3度下(左まわり・赤色)に合わせます。


これだけです!!


では実際に聴いてみましょう。

単純なハーモニーで1フレーズ程度の短さなら、これで十分な感じもします。


ケロケロボイスの作り方

ピッチ調整エフェクトなので、ケロケロボイスもつくれます。

このように CORRECTION の Enable のツマミを Full にするだけです。この値と、PITCH SHIFTの量によって、ケロケロ具合も変わってきます。この設定で聴いてみましょう。

また、 OUT PUT の Dry Mix のツマミを上げることで、元々の音声(ピッチ)を残すかどうかも調節できます。

-∞だとケロケロボイスのみ、0dbに近づくにつれてオリジナルのピッチがミックスされてきます。こちらも聴いてみましょう。


まとめ

歌声音声ソフト側でハーモニートラックをつくるのは、一つの手段であって全てではありません。その逆も然りです。

意図した音階で合わせたいときは、ハーモニーのトラックを作ったほうがよいですし、アタックでボーカルを強調させたいときは、このようなピッチ調整エフェクトをかけるのが簡単で手っ取り早いです。

その都度その都度で上手く使い分けていきましょう。

2022年1月31日月曜日

ボカロP活動報告(2021年10月~2021年12月)

2nd EPをリリースした時期の2021年10月から12月までの第3四半期の活動報告です。


ただし、売上レポートをそのまま開示するのは契約上禁止事項のため、独自に集計したものになります。

また、国外での売上ないしYouTube Musicでの再生は四半期遅れとなるため、2021年7月まで遡って集計しています。

サブスクリプション=いわゆる再生数
楽曲・アルバム=購入数
映像=YouTube Musicでの再生数


月別

売上は前期に比べ約2倍でした。国内のみならず海外での再生数も多くみられました。聴いてくださった皆様ありがとうございます。

ただし、内訳を見るとサブスク再生数は落ちており、YouTube Music(※前述)での再生数で底上げされていることもあって、全般的に見るとやや減少傾向にあります。

12月の再生数が最高数3万に次ぐ数字なので、来期に期待したいところです。


ストア・月別

ストア別に加えて月別で集計してみました。占有率はとくに変化なしで、Spotifyが圧倒的で、YouTube Music・Amazon Music Unlimited、次いでApple Musicといえます。

TikTokを始め、router.fm で配信登録できるストリーミングサービスが増えたため、母数が増えることに期待です。


曲別

なんとこの短期間で2nd EP「1+1+1+1+1 」が1枚売れています。1stアルバム「Distance」は2021年4月のリリースで、これまでに12枚売れていますが、2ndアルバム「For」は依然として1枚も売れていません…。

「1+1+1+1+1」はEPでお求めやすい値段かと思いますので、ぜひご購入をお願いいたします!!


告知

4月頃を目処に、3rdアルバムをリリース予定です。それに先立ち、とある曲を2月頭ぐらいに先行配信(ニコ動)する予定ですので、ぜひ聴いてみてください!