Twitchで初音ミクNTを使ってライヴ調声したときの録画です。
だいたい3時間ほどで編集もほとんどなしですが、どういう工程で調声を進めていくのかが一通りわかるかと思います。
私の場合は、
1. Consonant Rate、Attack Speedで母音・子音を調声する(滑舌をよくする)
2. Note Gainで不必要に大きい・小さい発音量を調声する(いわゆるノーマライズ)
3. Breathinessで単語に抑揚をつける(ピークツールかラインツールで頂点10~15%ぐらいの三角を書きます)
4. Dynamicsで文節に抑揚をつける(カーブツールかラインツールでクレッシェンド・デクレッシェンドを書きます)
5. Pitch Controlでしゃくり上げ・発声中の音の揺らぎを調声する(ピークツールかカーブツールでピッチラインを書きます)
といったような順です。
初音ミクNTはベタ打ちでもきれいに歌ってくれますが、「た行」「さ行」の滑舌が悪く、とくに同じ行の単語が続くとカタコトな発声になることが多いため、まずは滑舌をよくするのを最優先にしています。
具体的にはConsonant Rateを10%刻みで、例えば130%になっているノートを70%ぐらいまで思いっきり下げたりします。
NTだとwavファイルのような波長表示があるので、前のノートとのつながり具合や聴こえ具合で子音の割合(=Consonant Rate)を調声します。
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