2021年9月29日水曜日

ロックシンガー初音ミクにシャウトさせたい!

初音ミクNTでシャウトさせる調声です。

シャウトとは…歌唱法としては「がなり声」ですが、「叫びながらビブラートをかける」と書いた方がわかりやすいでしょうか。

余談ですが、元Humming Bird、Fire Bomberの歌バサラこと福山芳樹さんのシャウトは日本でもっともカッコイイと思ってます。


初音ミクNTではシャウトに必要な「がなり声」のエフェクトをかけることができます。そのオートメーションパラメーターは、Voice Driveという名称です。

しかし、このVoice Driveの使い方にはかなりクセがあって、開発の余地だらけという感もあるので、調声方法の一つとして参考程度に収めていただければと思います。


Voice Driveとは

効果とオートメーションの2項目で調声します。

効果

  • Rough Voice
  • Rough Voice+
  • Rough Voice++
  • Pop Growl 1
  • Pop Growl 2
  • Pop Growl 3
  • Growl(うなり声)
  • Grunt(低くうなる)
  • Guttural(がらがら声)

の9種類。Rough VoiceとPop Growlの名称の後ろには効果の強さが示されていますが、最後の3種類は名称ごとに効果も少し異なります。


オートメーションの描き方

範囲は0%~100%までありますが、現実的に使えるのは50%~80%の間でしょう。

例えば、50%を指定し続けている間は、ずっとGrowlの効果が50%で続きます。ここがミソというか落とし穴です。

シャウトは「がなり声でビブラートをかける」ので、シャウトさせたい間をずっと50%でオートメーションを描くと…うまくいきません!ただ「がなってるだけ」の発声になります。

そこでオートメーションの描き方を工夫してみます。繰り返しになりますが、シャウト調声でこれが正解かどうかはさておき、私が得たい効果にはなりました。


まず前提として、シャウトさせたい言葉にビブラートをかけておきます。この例では「を wo」と「お o」です。

Voice Driveのオートメーションの例

この描き方はBreathinessの調声と同じですが、それよりもさらに鋭い三角形を描きます。もちろんノートの長さによって底辺の長さも変えていきます。

この例では、語尾に頂点を寄せていますが、語頭か語尾をどちらにするかは、歌詞(発音)に応じてというより、実際に歌わせてみて「語尾じゃなくて語頭に持ってきた方が効果が高い」と試しながら使い分けています。


Voice Drive各種の違い

では、このオートメーションは同じで、種類を変えたものを聴き比べてみましょう。

Voice Drive聴き比べ

初音ミクNT(Original)の歌声だと、Pop Growl 1が(私が得たい)シャウトを再現できました。これがDarkや、Super Formant Shifterでcool寄りの歌声だと、また別のVoice Driveの種類や頂点の高さになると思います。

重要なのは、オートメーションは「%を維持する四角ではなく、頂点のある三角形で描く」ということです。

特性として、発声直後に100%で常にシャウトできることはありません。必ず頂点があり、その前後は弱くなります。なので、語頭か語尾に頂点を持ってくるのです。

シャウトする発音が全音符のように長いのであれば、まず語頭に頂点を寄せ、中央で一旦下げて、語尾にまた頂点を持ってくる、というような描き方にすれば良いでしょう。


以上、ロックシンガー初音ミクにシャウトさせたい!でした。(ラノベのタイトルry

2021年9月26日日曜日

初音ミクに英語で歌わせたい!!

For feat. Hatsune Mikuに収録されている Connect という曲は歌詞を英語で書きました。この記事では、初音ミクに英語で歌ってもらう2つの方法を書きたいと思います。



英語で打ち込むか日本語で英語っぽく打ち込むか

まず、初音ミクV4Xを入れているか入れていないかで異なります。

V4Xには英語歌声ライブラリがあるので、それを使って英語で打ち込む。または、英語の発音に似せて日本語で打ち込む。

ほとんどのボカロPは後者の方法で歌わせていることが多いと聞いています。


では実際に Connect の一節を打ち込んだものを見てみましょう。(調声なし)

初音ミクV4X(英語)

初音ミクNT(日本語)

I sing for connection to your heart.

という歌詞を打ち込んだときの比較です。


英語なんだから英語で打ち込めばいいんじゃない?とは言えども、英語で打ち込むのは日本語と比べてかなり勝手が違います。例えば connection が con-nec-tion で分断されているのがわかるでしょうか?ノート1音に1単語入ることもあれば、そうでない単語もあります。

英語用の発音表を見ながら打ち込むか、実際に打ち込みながら分断させるか、割と手間がかかるのではないでしょうか。ただ英語用なだけあってネイティブ発音に近いので、リスナーがヒアリングしやすい点はあると思います。

次に英語に似せて日本語で打ち込んだNTの画面を見てましょう。日本語の場合は分断が前提です。ピッチベンド(しゃくり上げ)の記事のように、母音・子音で分ける感覚に近いです。

こちらの例も connection がわかりやすいでしょう。く-お-ね-く-しょ-ん と打ち込んでいたり、 heart も ふぁ-と と英語に似せた発音になるようにしています。


英語と日本語の聴き比べ

実際に聴き比べてみましょう。

V4X(英語)とNT(日本語)の英語発音比較

どちらも一長一短があると感じます。


例えば、ベーシックの歌声はNTの日本語で書き、サンプリングの素材に英語音声で録ったwavをトラックに挿したりなど。

初音ミクNTには英語音声のライブラリはなく、また実装する予定は今の所聞いていないので、英語交じりで英語音声ライブラリを使うのであれば、NTとV4Xを使い分ける形になります。(もしくはV4Xのみ)

しかしながら、NTのみで日本語で打ち込んでもそれなりの発音になりますし、ノートはぐちゃぐちゃになりますが、使いみちとしてはシンプルです。


以上、初音ミクに英語で歌わせたい!!でした。(ラノベのタイトルみたい)

2021年9月22日水曜日

DTM環境で持ってると便利なデバイス

今回はDTMに関係あるようでなさそうであるような内容です。


キーパッドとマウスでDAWを操作しよう

DTMで楽曲づくりをしているときは、キーボードはほとんど使いません。文字入力するときぐらいで、主にマウスとキーパッドを使っています。

キーパッドというのは、分別するとゲームコントローラーになりますが、ゲーム以外でも有効活用できます。私が使っているのは


これです。

21個のボタン、ホイールスクロール(クリックもあり)、十字キーを備えています。


キーパッドを使うありがたみポイント

DAWでMIDI打ち込みをしていると、スクロールやコピー&ペーストが頻繁にあります。もちろんスクロールはマウスでスクロールバーを動かせばいいし、コピー&ペーストはCtrl-C & Vでできますが、それらをキーパッドのマクロキーに登録して、左手で全て操作ができるようになるのです。

もともとFPSというゲーム用に買ったものですが、クリエイト系のソフトウェアにも使えるのでは?と思い、他にはペイントソフトのClipstudioなどにも使っています。というのも、プロファイルの切り替えができるので、様々なソフトウェアに対応できるのです。


実際どのように使っているのかの例


マクロキーの登録例

ボタン6は、日本語キーボードの「半角/全角」キーです。全角だとスペースキーの再生が効かないので登録しています。

方向パッドの左右に「Alt+Left / Right」を登録してるのは、Studio Oneだとノートを左右に動かせるからです。単にキーボードの左右だと、スクロールしてしまうんです。

また、画像のキーパッドはStudio Oneになっていますが、Piapro Studio用のキーマップも作成して、切り替えて使っています。

なお、プロファイルは、起動したソフトウェアに反応して自動で切り替えることができます。


クリエイト系ソフトウェアを使うなら必須アイテム

繰り返しになりますが、DTMでは同じキー操作を多用するので、このようなマクロキーを登録できるキーパッドは必須アイテムといえます。

もちろん無くてもDAWは使えますが、私としては、MIDIキーボードを買うよりもこちらを優先して導入を検討した方がよいと思います。