Vocaloid EditorにもPiapro Studioにも、ノートをダブルクリックすると出てくる設定値、
ポルタメント
これまでいじったことが無いのと、今後もいじる可能性は(私には)無いような気もしますが、直近の曲でフルオーケストラをアレンジしてて、音源のキースイッチにportamento(ポルタメント)があるんですね。
つまり演奏記号であり、どういう指示なのかを憶えておく分には損がないので、ついでに調べてみました。
ポルタメント (portamento) は、ある音から別の音に移る際に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る演奏技法である。引用:Wikipedia
要は「変わる音のつなぎ目をこう演奏しなさい」という指示です。
初音ミクNTではどのような効果になるのか
では、音と言っても歌声となる初音ミクNTのポルタメントは、どのような効果があるのでしょうか。
極端な値を与えて違いを見てみるのが手っ取り早いので、まずはこちらの比較動画でお聴きください。
オフセットとは、そのままの意味でした。発音の音階が変わり始める開始位置です。
長さは、発音が変わっていく間の時間のことでした。
この動画の例のように、オフセット0ms長さ600msだと、設定したノートはかなり遅れて発音します。結果的に下の音階からだと軽くしゃくり上げる感じになります。
逆にオフセット-300ms長さ180ms(デフォルト)だと、発音の開始位置を前倒しすることになるので、少し食い気味に発音します。
さらに長さ0msにすると、音階が変わる長さが0なのでPitchカーブは直角になり、いわゆるロボ声に近くなります。
ポルタメント設定の使い道
調声方法は人それぞれなので、使えるか使えないかと聞かれれば「なんとも言えない」です。この記事のように、しゃくり上げ一つとっても方法はいくつもあります。
このポルタメントを設定しなければならないということもありませんし、現に私は設定したことがありません。デフォルトの設定値で適正だと感じてます。
ただ、音程の変わり目(つなぎ方)を指示する調声は必須なので、一つの方法として憶えておく分にはよいと思います。
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