ひとえにDTM(Desk Top Music)を始めるには、まず何を揃えればよいでしょう?
この記事で紹介したように、後々必要になってくるものもありますが、
まずはこれを入れてみましょう。
有償版Studio One 5 Artistがバンドルされている!
Cryptonのボーカロイドシリーズには、以前からPresonusのStudio OneというDAW(Digital Audio Workstation)がバンドルされていて、私はずっとこのDAWを使っています。
Studio One 2~3では、サードパーティ製のVST音源やエフェクトを入れる際に、VSTプラグインを使えるようにするためのアドオン(ややこしい)を別途購入しなければなりませんでしたが、初音ミクNTにバンドルされるバージョンでは、標準でVSTプラグインが使える最新の5で、しかも有料版のArtistなのです!
Studio OneとCubaseの違い
ボカロ楽曲づくりで評判がよいのはSteinberg Cubaseです。YAMAHAの子会社でもあり、歌声音声ソフトVocaloid Editorとの相性がよい(CubaseのMIDI編集枠でVocaloid Editorを展開できるなど)ため、黎明期から活動されているボカロPはCubase + Vocaloid 4 Editor for Cubaseという組み合わせが多いように思います。
が、これから初音ミクのボカロPを始めてみたい!という方には、断然、初音ミクNTをオススメします。
Vocaloid Editorとpiapro studioの違い
どちらも歌声音声エンジンです。楽器音源のように声のサンプルライブラリがあり、MIDIロールに日本語を入れていくと、そのライブラリから歌声に合成して出力します。
Cryptonのボーカロイドシリーズには、先述したStudio Oneに加えてこのpiapro studioもバンドルされており、対してVocaloid EditorはYAMAHAが単体ソフトで出しています。Vocaloid 5 Editorでは標準的な歌声ライブラリ(5からボイスバンクという呼称になった)が付属していますが、基本的には別途用意する必要があります。
また、Vocaloid 5 Editorは、自動的に自然に歌ってくれる方向性を強めたことで、扱いが少し難しい仕様になっており、Vocaloid 4 Editorかpiapro studio 3(NT)かのどちらかに分かれているように見受けられます。
初音ミクNTをオススメする理由
単純に、Vocaloid Editorの開発が止まっている(終わっている)からです。
それに対し、正式版になったとは言えまだ開発途中ではあるものの、初音ミクNTは次世代の歌声音声ソフトと銘打っていることもあり、次々にバージョンが進化していっています。
また、これまでに述べたように、DAWと歌声音声ソフト両方ともバンドルされている、という点が大きいでしょう。
まさに「買ったその日からすぐにボカロPになれる」です。
まとめ
- 初音ミクのボカロPとして楽曲づくりをしてみたいなら…初音ミクNT(全部揃う)
- DTMを始めるだけなら…Studio One Prime
- 他のボーカロイドキャラクターなら…V4Xシリーズ(全部揃う) or 歌声音声ライブラリ+Vocaloid 4 Editor for Cubase + Cubase
といった感じでしょうか。
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